「Edge of Nowhere」壮絶な雪山での絶望的な体験が出来るおすすめVRゲーム!

総評価:
酔いにくさ:
恐怖感:

価格:39.99ドル(税込)[DL版のみ]
対応VR機器:Oculus Rift
発売日:2016年06月06日
発売元:Oculus

VR専用

 

まずはこのVRゲームの公式動画をご覧ください!

 

VRを駆使した雪山でのホラーアドベンチャー

 

本作は2016年6月にOculus StudiosとInsomniac Gamesが共同開発したホラーアドベンチャーゲームです。

 

1920年代に南極で消息を絶った探検隊を捜索しにいくというストーリーで始まります。

 

価格は39.99ドル(約4,553円)です。※2017.7.9為替レート

 

吹き荒れる吹雪の中、雪山を進んでいく臨場感は、

VRならではの没入感を極限まで高めてくれます。

 

ステージを進めていく中で探索隊はエイリアンの巣窟を発見し、

エイリアンの群れに襲われながらもゴールを目指します。

 

その途中でおこるアクシデント、クレバスの割れ目を頼りない壊れかけの橋で渡る恐怖感、

突然崩れ出す雪の塊、それらがVRを通してプレイヤーに緊張感を持たせ、

更にVRゲームの世界に誘います。

 

ゲームの謎は進めるごとに深まっていき、

プレイヤーは自らが生存するために知恵を振り絞って、未知の生命体と戦っていきます。

 

Insomniac Gamesy社のCEOであるTed Priceいわく、

「Oculus社といっしょに仕事をしたおかげでVRの可能性を知ることができて、プレイヤーをゲームに夢中にさせる新しい方法を思いつくことができた」

とのことで、まさにその言葉の通り、プレイしていると、

あまりの臨場感に肌寒ささえ覚えます。

 

これは体験した人にしか分からない感覚でしょう。

 

なお、Edge of Nowhereの対応言語は現在のところ、

英語(米国)、スペイン語(メキシコ)、フランス語(カナダ)、ドイツ語、韓国語となっており、

日本語に対応する予定があるかどうかは不明ですが、

雪山自体が日本に馴染みが無いため、外国語でプレイすると、

映画の中の世界に迷い込んだ様に、より一層リアリティが感じられます。

 

遭難した恋人を探しに南極へ

 

本作の主人公のビクターと、その研究仲間であるエドワーズ博士は古代生物の現存を主張するのですが、

世間には認めてもらえず、ビクターの恋人であるエヴァはその存在を証明するため、

実際に南極に探索へ向かいます。

 

そしてまもなくして音信が途絶え、その謎を解明するべく、

ビクターが南極へ向かうということろからストーリーは始まります。

 

ストーリーが進むにつれ、道は険しくなり、エイリアンが襲ってくるなか、

エヴァが残した日記などを頼りに、エヴァの謎も少しずつ解明されていきます。

 

ゲーム自体はアクションゲームになっており、

洋画さながらのプレイを三人称視点で楽しむことができます。

 

雪山でピックを使いながら崖にしがみつく様に三人称視点とは言いつつ、

下は奈落の底なので圧倒的な迫力でプレイを楽しめます。

 

システム

 

このVRゲームでは「移動」「ジャンプ」「ダッシュ」といった基本動作に加え、

氷の壁のクライミングや襲ってくるエイリアンへ武器での攻撃などをする場面も出てきます。

 

 

基本的にルートは1本道になっており、アイテムを回収しながら迷うこと無く

ストレスフリーでゲームを進めていくことができます。

 

このゲームの見所は、何と言っても道中にあります。

 

いつ崩れるか分からない雪の塊の上を歩いたり、少し間違えば奈落の底に落ち、

二度と生還できないであろう場所をいくつも超えていく必要があり、

道を呼ぶにはほど遠い道を超えていかなければいけません。

 

時には雪が突然雪崩を起こし、ツルハシを使って別の場所へ飛び移って回避するなど、

ハリウッド映画のようなアクションを臨場感の世界で体験することができます。

 

プレイヤー自身は常にVR空間を上下左右に見渡すことができるのですが、

下を見ると崩れた雪がいつまで落ち続けるほど深い谷底になっており、

高所恐怖症の人であれば足がすくむ映像になっています。

 

また、このVRゲームはアクションゲームでありながら「ホラーゲーム」でもあります。

 

主人公達が主張していたエイリアンは実在し、

洞窟には未知の生物から植物までがウヨウヨ生息しています。

 

 

プレイヤーは銃で応戦してくのですが、何故か弾数制限が厳しいというシビアなゲームレベルです。

 

氷の壁を乗り越えたと思ったらエイリアンの群れという絶望感を抱えつつ

進んでいきます。

 

ただ転がっている石を拾って別の場所に投げることで

エイリアン達の気をそちらに向けることができるというシステムも採用されており、

ホラーゲームとしての面白さも手抜きはありません。

 

そしてステージを進むにつれ解明されていく行方不明になった恋人エヴァの深層も解明されてくといった、

ミステリーも相まって、アクション、ホラー、ミステリーといった三拍子を味わえるVRゲームとなっています。

 

おすすめVRゲーム「Edge of Nowhere」の総評

 

余すところなく刺激の強いVRゲームになっています。

 

そもそも「雪山」という設定のゲーム自体がそんなになく、

VRだからこそ楽しめるゲームになっています。

 

またストーリーもしっかりと構成されているので、

ドキドキしたい人は十分に楽しめるでしょう。

 

難点としては明るいエンターテイメント要素が無いので、

笑いたい人には向いていないと思います。

1人で家でひっそりと電気を消して楽しみたいVRゲームです。